top of page
カミツレ

受験の時期ですね…

1月の共通テストから始まり、大学や高校入試、国家試験など今年も受験シーズンがやってきました。


私もこの時期になると昼食時間の試験会場でカマンベールチーズを開封してある種の飯テロを起こしかけたことを思い出します…

(幸い他の受験生のカレーに救われました)



さて、ときわ台天祖神社では学問の神様として知られる菅原道真公がお末社の北野神社に祀られています。


北野神社は正面の鳥居から数えて二つ目のお末社になります。


道真公は幼い頃から詩歌の才能に恵まれ、優れた学者や政治家として名を馳せたことで全国各地で信仰されていますが、ときわ台天祖神社はもう1人学問に優れた方と所縁があります。



そう、お馴染みの大田南畝さんです。

黄表紙や狂歌で知られる南畝さんですが、本業は御家人。なんと!南畝さんは幕府の人材登用試験である学問吟味において御目見以下の主席で合格しているのです。この時、南畝さんは48歳。既に狂歌師として世に知られていたため出世はできないだろうと言われていたようですが、その2年後には支配勘定という役職に就くことになりました。


南畝さんが生きた時代は田沼意次による政治に続き、松平定信による寛政の改革が行われた時代。田沼意次の失脚後は田沼側の幕臣たちは悉く粛清されていき、その中には南畝さんを経済的に援助をしてくれていた方も含まれていました。周囲の人々が次々と処罰されていく中、南畝さん本人に関しても風評が絶えず、一時期は狂歌をやめてしまうほどだったそうです。


しかし、世間で様々なことを言われようと学問吟味の創設から2年間勉強を続け、見事主席合格を果たし、その努力が認められた南畝さん。後に狂歌も再開しています。


時代は違えど、逆境に立ち向かい努力を続ける様が素晴らしいと思うのは変わりませんね。私もあやかりたいものです…

閲覧数:60回0件のコメント

最新記事

すべて表示

祭礼の季節

コメント


bottom of page