歌占の神さま
歌占に登場する神さまたちをご紹介いたします。もっともっと知りたい方はこちらをご覧ください。
<天祖神社ご祭神>
天祖神社 御祭神
天照大御神
あまてらすおおみかみ
太陽の神様。イザナキが禊(みそぎ)で左目を洗ったときに生まれたとされます。天岩戸神話の他、国譲り神話、天孫降臨神話など、さまざまな神話に登場し、天上の世界を支配する神として活躍します。
天祖神社 配祀神
豊受毘売神
とようけびめのかみ
食物の神様。「受気」は食物を意味します。伊勢神宮の外宮にまつられており、天照大御神にささげる食事をつかさどることから、衣食住に関わる産業の神としても信仰されています。
天祖神社 配祀神
大山咋神
おおやまくいのかみ
山を支配する神様。京都の霊峰、比叡山に鎮座する神として古くから信仰され、江戸時代には徳川家の氏神としてまつられました。酒造の神様でもあります。本殿の他、境内の末社「日枝神社」にもまつられています。
<お末社の神さま>
天祖神社境内末社 日枝神社
天表春命
あめのうわはるのみこと
開拓の神さま。天孫が地上に降臨するときに護衛した神さまで、信濃国にくだったと伝えられています。知恵の神である思兼神が父親とされ、学業成就の御利益もあります。境内の末社「日枝神社」にまつられています。
天祖神社境内末社 伊勢神社
大日孁貴
おおひるめのむち
太陽の女神。天照大御神の古名。イザナキとイザナミが天下を治めるべき神として生みましたが、その光が非常に明るく美しく天地四方を照らしたため、天上を治めることになったと伝えられています。境内の末社「伊勢神社」にまつられています。
天祖神社境内末社 月読神社
月読命
つくよみのみこと
夜をおさめる神様。イザナキが禊で右目を洗ったときに生まれたとされます。「ツクヨミ」は月が満ち欠けする日を数えることで、暦と深く関わります。『万葉集』では若返りの水を持つ神として歌に詠まれています。境内の末社「月読神社」にまつられています。
天祖神社境内末社 北野神社
天神さま
てんじんさま
学問の神様。平安時代に政治家・詩人として活躍した菅原道真が神格化された神様です。文章や詩歌、書道の神、正直を守る神として信仰されています。境内の末社「北野神社」にまつられています。
天祖神社境内末社 榛名神社
火産霊神
ほむすびのかみ
火の神様。イザナミから生まれたとされます。イザナキが火の神を剣で斬ったとき、飛び散った血から水・山・剣・雷など多くの神が生まれました。火難除けの神としてもまつられています。境内の末社「榛名神社」にまつられています。
天祖神社境内末社 榛名神社
埴山姫神
はにやまひめのかみ
土の神様。農業、陶磁器製造業、土木関係の職業などの守り神として信仰されています。火の神の後にイザナミから生まれたとされます。火を鎮める神として火産霊神とともに信仰され、境内の末社「榛名神社」でも共にまつられています。
天祖神社境内末社 稲荷神社
宇迦之御魂神
うかのみたまのかみ
稲をつかさどる神。「宇迦」は食べ物のことで稲を意味します。農業や商売の神様ともされ、
伏見稲荷大社(京都)をはじめ、全国の稲荷社で「お稲荷さま」として信仰されています。
白いキツネはお稲荷さまのお使いです。境内の末社「稲荷神社」にまつられています。
<絵馬の神さま>
「天岩戸開」絵馬の神さま
天宇受売命
あめのうずめのみこと
芸能と技芸の女神。岩戸に隠れた天照大御神を招きだすため、神がかって滑稽に舞い踊り、神々を大いに魅了しました。天孫降臨神話ではニニギノミコトとともに地上に降り、猿田彦神と夫婦になったとも伝えられています。
「天岩戸開」絵馬の神さま
思兼神
おもいかねのかみ
知恵の神様。たくさんの思慮を兼ね備える神で、天岩戸神話では天上の神々が協力して天照大御神を岩屋の外に出す方法を考え出し、葦原中国(あしはらのなかつくに)を平定するときには地上に派遣する神を選定しました。
「天岩戸開」絵馬の神さま
天児屋命
あめのこやね
神様に捧げる祝詞の神様。天照大御神が天岩屋に籠ったとき、祝詞をうるわしく唱えて祈りを捧げました。手に持っている縄は、天照大御神がふたたび岩屋に戻らないようにするための注連縄です。
「天岩戸開」絵馬の神さま
猿田彦神
さるたひこのかみ
導きの神様。天孫降臨神話で、ニニギノミコトが地上に降りるときに先導役をつとめました。背が高くて、鼻は長く伸び、赤く光り輝く鏡のような目をしていたそうです。天宇受売命と夫婦になったとも伝えられています。
「天岩戸開」絵馬の神さま
天手力雄神
あめのたぢからおのかみ
力自慢の神様。天照大御神が引き籠もっていた岩屋のそばで待機し、岩戸が開いた瞬間を見計らって、天照の手を引っぱり、外に連れ出しました。腕力やスポーツの神様として信仰されています。
「天岩戸開」絵馬の神さま
長鳴鳥
ながなきどり
声を長くひいて鳴く鶏。その声には朝を告げ、邪気を払う力があります。天岩戸神話では、岩戸の前で鳴き、夜明けを知らせる役割を担いました。「常世の長鳴鳥」ともいわれ、不老不死の常世に住む鳥とされています。
「天岩戸開」絵馬の神さま
太玉命
ふとたまのみこと
占いと祭祀の神様。天岩戸神話では、勾玉や鏡をつけた榊を御幣として捧げ持って、天照大御神が戻ってくるよう一心に祈りました。『古語拾遺』では、天岩戸神話において神々のリーダーとして活躍したと書かれています。
「天岩戸開」絵馬の神さま
八咫鏡
やたのかがみ
三種の神器の一つ。天照大神が天岩屋に隠れたとき、太玉命が捧げ持って祈った榊に取り掛けられた鏡。天照大御神の御魂代(みたましろ)として信仰されています。
<豊敬稲荷神社の神さま>
境外末社 豊敬稲荷神社
大宮売神
おおみやのめのかみ
コミュニケーションの女神。うるわしい言葉で神々や人々の仲を調整し、平穏無事を保つ神様。天照大御神のそば近くに仕え、宮中の女官のように神々を取りなしたと伝わります。家や組織の守護神、造酒の神としても信仰されています。豊敬稲荷神社にまつられています。
<御嶽神社の神さま>
兼務社 御嶽神社
金山毘古・金山毘賣
かなやまびこ・かなやまびめ
金属の神様。鉱山を守護する二神一対の夫婦神。『古事記』にはイザナミが火の神を生んだ後に吐き出したものから生まれたとあります。縁結び、夫婦和合、金運の神様としても信仰されています。御嶽神社(板橋区桜川)にまつられています。
兼務社 御嶽神社
倭建命
やまとたけるのみこと
武勇に優れた神様。景行天皇の皇子で、国の平定のため大きな功績をあげた伝説的英雄。相模国で敵にだまされ草原で火をつけられた際、草薙剣で周囲を薙ぎ払って難を逃れたと伝わっています。御嶽神社(板橋区桜川)にまつられています。
兼務社 御嶽神社
おいぬさま
おいぬさま
導き・厄除け・疫病除けの神様。信濃の山中で道に迷った倭建命の前に、一匹の白犬が現れて出口まで導いたとされます。御嶽神社には嘉永7年(1854)に造られた阿吽形の狛狼像が鎮座しています。愛犬の守り神としても信仰されています。